SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.2 〜小指余り対策〜
皆さま、こんにちは。Santosです。
α7RⅢ を本体+レンズ+マイク という最小限なムービー構成でハンドヘルドで撮影するとき、なんとも軽快で直感的な撮影スタイルが出来て楽しく、個人的に気に入っているのですが、一つどうしても気になる事が。それは「右手の小指が余っちゃう」ということ。
これはα7RⅢ だけでなく、ミラーレス機で撮影するときに必ず起こる問題なのであります。手の大きさ的に、小指余りの状態でカメラを構えると、余計な力を入れることになって撮影に集中することがどうも出来ないタチなのですよ、ワタクシ。
そこにSONYさんも気づいていた、という事で、純正パーツとしてリリースされているグリップエクステンション GP-X1ME が妙に気に入ってます。
これ、新品にてだいたい税込 1.1万円前後、ということで、一見して「高!!!」と思うのですが、、、ダイキャストな作りといい、肉抜きされた構造といい、ラッチ機構の回転防止構造、取り付け精度が妙によく出来てて、一度手にとって触れてみると、この作りなら「安!!!」と感じてしまうのです。
個人的に、GP-X1ME を、3個買ってしまいました。それだけ気に入った、ということなんですね。
バッテリー交換にもさほどの手間はなく、軽くネジを緩めてスライドさせれば、バッテリー交換フラップにも容易にアクセスできますし。
α7RⅡ、α7SⅡ、α7RⅢ、α9 で装着が可能なんですが、α7RⅢとα9ではバッテリーライフが格段に伸びたため、バッテリー交換回数も少なくなったため、このグリップとの親和はかなり良いと思います。
いい撮影をするためのコツの中でも大切なのは、根本的なところが実は大半でして、「カメラをしっかり握って、構える、ホールドする」という点は本当に大切な要素なのですよね。
ちゃんとホールドできるためには、カメラの剛性が高い事が望ましい訳ですが、α7→α7R/S Ⅱ→α7RⅢ と代が上がるにつれ、本体剛性は元より、マウント部の剛性も格段に上がってます。よって、本当の意味で、ちゃんとホールドできるカメラになってきたな (小指さえ余らなければ)、というのがα7RⅢ のファーストインプレッションでした。
グリップエクステンションは、三脚を併用するときは、三脚穴を使って装着する構造のためいちいち外す必要があり、不便であることは事実。
よって、そんなときな 縦位置グリップ VG-C3EM を装着して運用です。バッテリーを2個搭載できるわけで、α7RⅢ であれば、実質的に2時間程度の電源入れっぱなしでの運用はこれでできてしまうので、そうした意味でも効果あります。このグリップはワタクシは1つだけ持ってます。
小指余り問題が解決したα7RⅢと、素のままのα7RⅢとでは、個人的感覚では全くの別物カメラだ、と思うぐらい撮り味が違うと感じますし、瞬発力や、ハンドヘルドでのスタミナが格段に変わるの実感していますです、はい。
「ちゃんと握れるようにする」と言うことはコーデックがうんぬんと言う前にずっと大切な要素だなとワタクシは思っております。
ワタクシの場合、いまα7RⅢ は2台体制なのですが、一台はグリップエクステンションを付けてハンドヘルド用、もう一台は三脚用に縦グリップで、というような事にして現場に持ち込むようにしています。時短の意味もあり、バックアップ機としても機能する、というのもあります。小さな機動力ある本体ならではの運用と言えるかと思います。
撮るシアワセへの第一歩として、グリップエクステンション、おひとつ持たれてはいかがでしょうか。
(通販ではありませんw)
2018/3/25 追記
α7RⅢをベースに書いてますが、この内容、3/20に発売されたベーシックモデルの α7Ⅲ でも参考になるかと思います。