SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.26 〜 レンズギアでスチールレンズをCineMod. しよう〜
皆さま、こんにちは。Santos です。
本日のお題は、スチールレンズに0.8ピッチギアを装着してフォローフォーカスを使えるようにするギアのご紹介です。
(ZEISS CP.2 シネマレンズの例。フォーカス、アイリスに0.8ピッチのギアがついている)
シネマレンズには上写真のようにギアが搭載されているのですが、スチールレンズに後付けでギアをつけてしまおう、というアイテムが各社から多数リリースされています。
ZEISS 社からも純正でリリースされている LensGear というアイテムがあります。ワタクシの場合はOtus用に純正の LensGear を使用しています。
軽量アルミからの削り出しで非常に高精度のギアなので、耐久性があり、装着および脱着がスピーディーにできることから、使い勝手がすこぶる良いのです。
サイズは4サイズあり、上記のZEISSサイトにて、各ZEISSレンズとのフィッティング表が公式に公開されています。
フォローフォーカスを使用するシーンは、実際のところ、α7RⅢでの動画撮影ではそう多くはないとは思いますが、85mmなどの中望遠以上を使ってフォーカストランジションをじんわりと行う、といったショットを撮る時にはフォローフォーカスがあると成功率とトランジション品質が向上します。
Loxia には、その小さなボディーサイズを損なわないように、Zacuto のZipGearを装着したままにしています。
こちらはギアがプラ製で、レンズごとにカットして装着するため使い回しはききませんが、本体サイズも小さく軽いため、付けっぱなしにするには良いアイテムです。
上記のZacuto Storeから個人輸入でもいいですし、日本の各社販売店でも入手できます。
また、Broken Anchor Design社のZEROというギアもなかなか品質の良いギアです。
こちらはラチェット式の3点クランプ式になっており、作りも金属製で高精度。レンズ本体の径が 60〜92mm までのレンズに装着できます。
ギア径が大きいためどちらかというと望遠系ズームに合うギアだと感じますが、1個これを持っておくと非常に便利です。以下のサイトから購入できます。
こうしたアイテムは一度購入すれば陳腐化もせず、傷つけたり壊さない限りはずっと使えるアイテムなので、しっかりとした作りのものをセレクトしておくのがシアワセかなと思います。