SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.21 〜ZEISS Otus プライムレンズとα7RⅢの出会い〜
皆さま、こんにちは。Santosです。
前回にEFマウントアダプターのお話をしましたので、今回はマウントアダプター経由で愛用してます ZEISS Otus というレンズについてご紹介します。
ZEISS のOtus というレンズは、35mmフルサイズのカメラで、まるで中判で撮影したかのような緻密で品位ある描写を目指したスチールレンズ。人によるチェックや調整をできる限り多くの工程を入れ、究極を極めようとするレンズシリーズです。
もう購入してから2年以上たちますが、これほど魅惑的でホットになれるレンズにはスチールレンズとしては他にはほとんどお目にかかっていません。個人的に大変愛すべきレンズシリーズとなっています。
焦点距離としては、28mm, 55mm, 85mm の3本がリリースされていますが、ワタクシはワンセットを揃えています。
マウントとしてはCanon EFマウントとNikon Fマウントがあり、Fマウントバージョンには絞りリングがついてます。
(EFバージョンのOtusをマウントアダプター経由で7RⅢに装着。CinemaEOSでも当然ながら使う)
ワタクシはあえてEFマウントのバージョンを使っています。その理由は、フォーカスの回転方向がEFとFでは逆になっていること、またCinemaEOSでも使えること、この2点の理由でEFマウントを選んでます。
(シネレンズのARRI アクセサリーと共用できる)
また、フロント径をシネマ95mmに合うように、サードパーティーのフロントリングを装着して、ARRI互換でマットボックスを装着できるように工夫してます。
このレンズを使うと、絵の立体感や緻密さが明らかに変わり、ここぞ!というシーンではまるでマスタープライムでも使ったのか??と思うほどのリッチで品のある絵を見せてくれるので、案件によって飛び道具のようにセレクトしています。
EFマウントアダプターで電磁絞りも問題なく稼働するので、快適そのもの。安心してα7RⅢに装着して使えるというわけです。
Otus は特に人物カットのシーンで大活躍してまして、ちょっとしたインタビューシーンなんかでも特別ななにかを感じさせてくれるチカラが絵に宿ります。また、自らの腕に多くの挑戦を叩きつけてくるレンズでもあるので、使えば使うほど、自らの腕も磨かれます。
仕事でOtusを使い続けられるよう、丁寧な仕事を今後もしていきたいものです。