SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.19 〜マウントアダプタを使いこなそう 2 電子接点付きEFアダプタ〜
皆さま、こんにちは。Santosです。
SONY α7RⅢに Canon EF レンズの組み合わせについて前回に記事を書きましたが、そのEF mount to E-mountなアダプタについていくつかご紹介します。
ワタクシはいま、この3つのアダプタ(旧品も入れれば6つ)を使用しています。
いずれも電子接点付きで、Metabones製のものとシグマ製のものになります。
Metabonesは電子接点付きEFマウントアダプターとして、この分野をリードしてきた存在。Metabonesが作ったからこそ「αでEFレンズを使う」という文化が醸成されてきた、と言っても過言ではありません。
その歴史的背景もあってか、Metabones製のEFアダプターは安定感があり、信頼性の高いプロダクトになっていると感じます。
特にスチール撮影時では、レンズ組み合わせにもよりますが、AFもそれなりに実用レベルで動作する場合もあるため、まるでEFレンズがα純正レンズかのような錯覚をすることもあります。
ワタクシは、通常のアダプターと、レデューサーレンズの入ったSpeedBoosterUltra の両方を使用しています。
通常のEFアダプターは現在ではVer5までがリリースされ、SpeedBoosterではUltra2、および CINE SpeedBooster Ultra というCINE-LOCKタイプのものもリリースされています。
ワタクシが持っているMetabones製アダプターは通常タイプのがVer3とVer4、そしてSpeedBooster が無印のものとUltraで、Ultraは2つ持っています。
Ver3まではユーザー側でのファームアップができませんでしたが、Ver4以降はファームアップをUSB経由でできるようになりました。よって、Ver3のほうは緊急用として、通常はVer4のほうを使用しています。
また、後発製品として、シグマ製のアダプター MC-11 ですが、こちらはメーカー的にはシグマ製EFレンズでの動作対応となっていますが、いまのところCanon製EFレンズでも自分の持ってるEFレンズでは動作しています。このあたりは運任せなところもありますが、製品としての出来と価格の面で持っておいて損はないかと思います。
ワタクシの場合、Canon製EFレンズと、ZEISS製EFレンズがあり、Metabonesおよびシグマのどちらでも動作することが確認されています。両者の違いとしては、マウント部の遊びが少し大きめなのがMC-11、カチッと硬めなのがMetabones、という感じです。また、アダプター座があるかないか、という差があります。そして、MC-11のほうが軽いという特徴もあります。
個人的にはそのうちMetabones製のVer5を入手したいと思っております。マウントアダプターの内面構造と表面処理が改善されているようで、不要フレアを抑える意味で良さそうだなと感じるためです。
さて、次にSpeedBoosterですが、絞りにして1段かせげてSuper35でフルサイズ時の画角が得られるという特徴があります。無印からUltraになって、レデューーサーレンズの精度が明らかに良くなりました。4角の流れがかなり改善されてます。
マウントアダプターについては今後、動作検証レポート的に断続的にはなりますが記事としてアップしていければと思います。
2018/3/25 追記
α7RⅢをベースに書いてますが、この内容、3/20に発売されたベーシックモデルの α7Ⅲ でも参考になるかと思います。