santosのカメラ・機材日記

santos のカメラ日記です。不定期更新ですが、マイペースで書いてます。

NAB Show 2018 会場から、個人的気になるアイテムメモ 〜ARRI〜

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

ただいまラスベガスは午後1時すぎ。NAB 3日目となりました。

 

会場から、気になる機材たちをメモしていっております。今回はARRI。

 

ARRI は伝統的なドイツのシネマカメラ、照明機材のメーカーです。

 

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これは昨日になりますが、ARRI のパーティーがありましてご招待頂きましたのでいってきました。ラスベガスなのに、ドイツビール&ドイツ料理なお店。

 

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なんや、グルメレポかよ!!w

 

ここね、ドイツで頂いたお料理に使えのお味そのもの。ビールジョッキの写真は撮り損ねましたが、日本でいうとこのピッチャーサイズw。ほんと、満喫させていただきました。

 

グルメレポはこのぐらいにして、、こうしたパーティーをARRIは最近あちらこちらで開催されてます。というのも、ARRI 100周年の年でもあり、マーケティングの改革の年でもあるのと、製品群も一気に新世代を投入してきている、という背景があります。

 

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そんなARRI ブース、今年は照明まわりの展示にやや振った展示のように見えました。それだけ LED技術が進歩してきているということなのかと思います。

 

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個人的に萌える構成が、これ。ALEXA Mini に Master Grips の組み合わせ。何度かこの展示を見ては、いつかはこの構成のオーナーになって、作品作りしたいなあ、と思うわけです。Master Grip も個人的には見積もりは頂いてまして、デモ機も近々お借りするお話まではしてるんですがね〜、、、カメラ本体がね、、さすがになかなかALEXA Mini をゲットするところまではステージあがれてないチキンなワタクシなのであります、、、

 

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ARRI といえば、昨年に発表になって、すでにデリバリーも始まっている LMB 4x5 マットボックス。このアクセサリーは作りがもう美しいったらありゃしない!! いま個人的にはLMB 25 をもってるんですが、これとのパーツの互換性について色々と話を聞くことができました。

なんと、LMB25 からのアップグレードキットというのも出てるとのこと!Amazing!!!

こうした隠れた情報が取れるのも、こうして現地にくる意味があるってもんであります。

 

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精度感と剛性感のあるフレンチフラッグに萌え萌えであります。→これはワタクシ、発注済み。納品待ち!

 

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スウィングブラケットもいい作り。これを使うような撮影がしてみたい!!うーん、いいなあ!!

 

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ザハトラーから移籍してARRI純正防振機材となったマキシマ。今回もデモされてました。圧倒的な威圧感!!

 

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そして、個人的には今回のデモを見て購入しようと思ったのが、このARRI 純正のNDフィルター。昨年に発表となっていたもの。驚愕の性能差を体感できました。

日本でおいくらになるのか、とりあえず見積り取りますよ。。

 

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こちらは新製品、ALEXA LF。日本でも、すでにお披露目会があった新しいシネマカメラ。こうした新しい動きにあわせて、レンズ群もフルフレームなシネマレンズが続々と各メーカーから出てきています。こんなカメラを使うのは、映画業界がメインではありますが、それぐらい気合の入ったCMやVPをやってみたいものです、はい。

 

また、ワイヤレスレシーバーを統合したフォーカスモーター  C Force Mini RF Moter も新製品としてリリースされてました。おいくらするんだろ??

 

ということで、あとすこし、NAB会場を見て回ります。

 

それでは!

 

NAB Show 2018 会場から、個人的気になるアイテムメモ 〜DJI〜

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

もうね、ありきたりなメーカーでごめんなさい、なんですが、DJI 急激に個人的注目度が上がって参りました。

 

個人的注目度高いのは、これ。電動ジンバルの Ronin-S 。

 

発表自体はすでにされてるものですが、オプションとなるフォーカスコントローラーなどの動作実機展示は今回が初めてのようで、人だかり。

 

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フォーカスがね、ちゃんと動くことに感動〜〜!!外付けモーターを付けることになりますが、汎用性も高いですし、それでいいなと。ワイヤードなのでモーター動作のタイムラグも感じられず、これならちゃんと使えるな、と。

 

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ただし、見た目以上に重たい。。このように一脚にのせるのが正解なのかも。それでもなかなか使える子だと思うのですよね。発売されるのが待ち遠しいですわ、ほんと。

 

そして、こうしたジンバルから派生して、「モーションコントロールを本気でやるぞ!」と強く主張した展示がドーンとあり、シネマの世界へもグイグイと製品をぶち込んできてます。

 

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ホイールコントローラーのMaster Wheels、ジャイロコントローラーのForce Pro 。

このあたり、Freefly社が先駆けてた分野ですが、一気にホイールコントローラーを発表した事で状況が変わってきたように思います。どちらもデモ機としてしっかりと動作しており、完成度の高さを感じます。

 

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あと Goggles 。これも体験してみましたが、Force Pro と同様に、ジャイロによりドローンカメラの向きがゴーグルの方向に追従して動くというもの。実際にドローンに自分が乗っているかのような錯覚におちいります。

 

こうして勢いが増してるDJI 。ドローンだけではなくなってきてます、完全に。

 

映像業界勢力図が入れ替わってゆく段階に入ったなと感じつつ、もう少しNABを見て回ります。明日もまだ丸一日ありますしね。

 

それでは〜〜。

 

 

NAB Show 2018 会場から、個人的気になるアイテムメモ 〜ブラックマジックデザイン〜

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

本日は世界最大の映像機材展 NAB Show 2018の会場に来ております。本日で2日目。

 

個人的に気になるアイテムをメモがわりに上げていきます。

 

まずはブラックマジックデザインのブースから。

 

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はい、何も珍しくもない、ブラックマジックデザインのブース。ですが、今年もまたまた新製品ラッシュ。

 

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注目株はやはりこの子。ポケットシネマカメラ4K。もうすでに多くの人が大注目。日本でのリリース価格もすでにWEBに出てますね。

 

まだベータ版ではありましたが、完成度高いですね〜〜。ちゃんとフリーズせずに動いてました。このあたり、過去のBMDとは状況が違うようです。

 

起動は電源入れてから概ね5秒程度かかりますがシネマカメラ的にはそんなもんでしょう。感度特性もモニターでの見た感じではありますが、ISO 3200 あたりでも実用域かと。

 

リリースは今年の8〜9月あたりのようで、まだはっきりとはしてないと話されてました。

 

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新しい 1M/E コントロールパネル、そして カメラコントロールパネル。よくこの値段でここまで仕上げてくるな、と感心。

 

マルチカメラ系のソリューションとしては注目せざるおえないクオリティーになってきました。

 

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コンバーターも動作デモ気機が「これでもか!!」と言わんばかりに展示されてました。放送系とシネマ系を融合させつつ、うまくパッケージングされてます。

 

ほかに大きなトピックとしては、DaVinci がVer15になり、すでにベータ版はWEBからダウンロードできるようになってます。

 

個人的にはこれまでは一部の製品で仕事上で大変お世話になってるメーカーですが、少し怖々使うところが正直なところあったわけですが、そうした要素が年々薄れ、アップデートが頻繁なこともあり、安定度がどんどん増してきてる印象を受けます。

 

あとはアフターサービス面がこのぐらいの機器になってくると心配なんですが、販売店と協力してそのあたりも解決していく、という姿勢方針を聞くことができました。

 

ブラックマジック製品は他にも新製品もありファームアップでの機能アップなどもあり、今後も目が離せない状況は変わりなし。

 

なんてことない在り来たりな記事でスミマセンw

 

 

ラスベガスでの休日な一日のはじまり

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皆さま、おはようございます。Santos です。

 

いまラスベガスは朝の11:30時過ぎ。

気温20度程度でかなり乾燥してまして、過ごしやすい気候。

 

今日は日曜ということで、一日休暇。映像機材展のNABへは明日から入ります。

 

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今回のラスベガスでの宿は、はじめの2日間だけ Encore at Winn という宿。Hotels.com で 1泊分の宿泊無料チケットがたまってたのでそれを使ったので、一泊分だけでよいということで。一度泊まってみたかった、ということでありまして、休暇日にぴったり。

 

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朝6:30に早起きして、お部屋かの窓から日の出を見てスタート。今回の取材カメラのH-X1にて。

 

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今回が現場投入初となります、H-X1。

念のためバックアップにて、α7RⅢに標準ズームをトランクに詰めてきてますが、なるべく H-X1 で取材はこなす予定。

 

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ひさびさにプールサイドでモーニングして、いまグダグダしながらこのblogかいてます。

 

ということで、日頃の殺伐とした日常から離れて、心の浄化をする一日。

 

それでは!

ロサンゼルス国際空港でトランジット

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皆さま、おはようございます。Santos です。

 

ただいま現地時間でお昼の1時過ぎ。

 

羽田からロサンゼルス国際空港に到着しました。

 

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アメリカン航空は初めてですが、Tom Bradley についてトランジットです。

 

入国審査はAPCという自動受付機がズラッとふえて、どうも事前入力できるアプリまであるようです。よって、航空機内でこれまで書かねばならなかった申告書は実質上不要となってました。

 

預け荷物は一旦ピックアップして、再度預けるという流れはこれまでと変わらずですが、昨年に比べちょっとだだけ便利になってました。

 

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 JALサファイア会員になってるからか、アメリカン航空のフラッグシップラウンジに入ることができまして、いまそこからこのblogをアップしております。なかなか快適なラウンジで、JAL さまさまであります。

 

ということで、そろそろトランジットの航空機に乗り込みます。

 

それではまた!

 

 

 

ラスベガスへ向かいます

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

毎年恒例、放送機材展 NABの季節がやってまいりました。

 

ということで、これからラスベガスへ向かいます。

 

 アメリカには毎年この時期、今回で7年目。

皆勤賞〜w (NAB自体は5年目)

 

今回の旅は、ラスベガスでのNABののち、ロサンゼルスへと陸路で移動して、数カ所の取材日程を組んでおります。

 

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これまではデルタで移動してたのですが、昨年に東京銀座スタジオを作ってからというもの、JALでの大阪東京の往復が頻繁になったので、マイルを統一すべく、ワンワールドメンバーのアメリカン航空で今回は飛びます。

 

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ワンワールド提携ということで、JAL SAKURAラウンジで搭乗までゆっくりさせていただきました。

 

今回は毎年に比べやや短めの旅程ですが、濃い時間を過ごしたいと思います。

 

ということで、そろそろ搭乗時刻。いってきまーす!

 

 

SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.35 〜 今更聞けない PP ピクチャープロファイル  基本その6〜

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

本日から新年度に入りました。年度末もありblog更新も数日ぶりとなってしまいました。。。が、あまり飛ばし過ぎるのも体に悪いので、もう少しゆったりと更新していこうかなと思ったりしております。

 

さて、今回のお題は「今更聞けない PP ピクチャ〜プロファイル 基本その6」ということで、ガンマカーブの調整機能に着目して掘り下げていこうかと思います。こちらもかなりボリュームがあるため、数回にわけてお送りいたします。

 

ガンマカーブはすでに解説済みなわけですが、ガンマ調整というものは昔は放送局などの「ビデオエンジニア」という人が使う特別な機能だったわけです。よって、使いこなすにはそれなりの基礎知識が必要ですが、使いこなせば、例えば「基本的にF35のシネマトーンをベースにするが、全体はもう少し明るくして暗部はしっかり暗くしめたい」など自分のイメージの作り込みがある程度できるようになります。

 

よって、ガンマカーブを好みに調整するための項目が多数あり、その中で良く使うのがこういった項目です。

 

  • ブラックガンマ
  • ブラックレベル
  • ニー補正

 

ということで、まずはブラックガンマからいってみましょう〜。

 

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SONYさんのサイトより転載です)

 

上記に、SONYさんのサイトから概念図を転載いたします。これはガンマカーブを表していますが、その中で「+7、-7」と書かれた箇所があります。この部分のカーブの形状を変えてカスタマイズするのが、ブラックガンマです。

 

つまり、ブラックガンマは暗部のガンマ特性(階調特性)を補正する機能ということであります。

 

α7RⅢを含むα7シリーズのPPでは、ブラックガンマはその調整の適用範囲が「狭、中、広」の3段階から選べ、その補正範囲が「+7 〜 -7」までの15段階ある、ということですね。

 

ガンマカーブを「ざっくりと」、主に暗部を中心として好みに補正するのに適した項目です。

 

自分が使うときは「暗部の締まりをもうちょいしめたいな、でも潰したくはないな」という時に使っています。よって、範囲は「狭」にして、マイナス方向に調整する、という具合です。

 

[範囲]のブラックガンマが効き方ですが、[狭]では黒ぎりぎりの部分、[広]ではグレー (目視で33%程度でしょうかなね) まで効きます。全体的に効かせようとするなら「広」を選べば、カーブ特性そのものを「ざっくりと」明るくしたり暗くしたりできる、ってことでもあります。

 

では、「ブラックガンマ」と「ブラックレベル」は何が違うのでしょうか?

 

ブラックレベルは、黒信号そのものをどこに置くかを調整する項目です。端的に言えば「黒を潰す、浮かす」ということであります。マイナスにすると黒がつぶれてゆき、プラスにすると黒が浮き上がってきます。マイナスに調整してゆくと暗部階調が「切り捨てられ」てゆき、見た目にはハイコントラストな映像になる、というわけです。

 

よって「基本になるガンマカーブを選び、ブラックレベルで黒基準をどこにするかを決めて、そこから「狭、中、広」の範疇で階調性をブラックガンマで補正する」というのが基本的な使い方となるわけです。

 

これの流れを覚えておくと良いかとおもいます。

 

それでは、次回は「ニー補正」について解説いたします〜。

 

(って、前回もそういってたんじゃねーかよ、なんですが、、、ブラックガンマを先にやっちゃいました〜)