santosのカメラ・機材日記

santos のカメラ日記です。不定期更新ですが、マイペースで書いてます。

SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.4 〜Santosのレンズセレクション1 基本編〜

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皆さま、こんにちは。Santosです。

 

さあ、何だかんだでこの連載してもVol.4になりました。というこで、2018年1月現在の、自分のスタンダードなレンズセレクションをご紹介します。

 

SONY α7RⅢをムービー仕事に持ち出す基本レンズセット」という位置付けですが、正確にいうと「動画をメインで撮るけども、写真も時に同時に撮ります」ということで、これらレンズが仕事上での基本セットとなっております。

 

仕事としてのワンマン撮影時の基本レンズセット

 

ズームレンズ基本セット

  • FE 16-35mm F2.8 GM
  • FE PZ 28-135mm F4 G OSS
  • FE 70-200mm F2.8 GM OSS
  • 1.4x Teleconverter SEL14TC
  • 2x Teleconverter SEL20TC

 

単焦点プライムレンズ基本セット

 

レンズとして基本セットにしているのは上記のセレクション。たったこれだけです。

 

  →ぜんぜん楽しくねーじゃん!! といわれそうですが、、、

 

仕事でのロケでワンマン撮影時は常に「時間との戦い」になることが多く、セットアップタイムをなるべく最短にしたいと考えています。

 

そして、事前にカットイメージは持っているものの、どんなシーンに出くわすか分からないため、撮りたい衝動にかられたときにどうにでもできるようにしておく、というのがあり、広角、標準、望遠の3本のズームレンズは基本的に持って行きます。この3本のズームレンズは設計が新しいため開放からよく解像して歪みも少なく、仕事には非常に使いやすい玉だと感じます。

 

また、一番よく使う領域はやはり標準域。

 

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ここで、FE 24-70 F2.8 GMではなく、FE PZ 28-135mm F4 G OSS をセレクトしているのは、ズーム環の回転方向をビデオ系と同様方向に変更することができるためです。

このレンズ、フライバイワイヤー方式での電子制御のズーム環のため、ほんの少し動作レスポンスにタイムラグがあるんですが、これは「慣れ」の問題でして、回転方向が一致している方が個人的にはメリットがあるため、そこは目をつむっております。

このタイムラグさえなければ、個人的には非常に優秀なシネマズームレンズだと感じています。

 

広角と望遠域は、そこまでズーム操作を頻繁に行うことはないので、回転方向がビデオ系とは逆転ではありますが、そこは割り切っております。

どうしても、回転方向をビデオと揃えたい、ということになれば、Canon EF のL ズームをメタボーンズのアダプタを経由して装着する場合はあります。

 

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テレコンバーター装着のイメージ

 

また、GMシリーズのレンズの描写は開放からも十分に使用できるシャープさで歪みも少なくクセが少ない素直な描写で仕事上で使用するには非常に使い易いレンズです。そして、70-200mm にはテレコンバータを付けても使用に十分耐える絵を提供してくれるので、お守りのようにバッグに忍ばせてあります(それほど使用シーンはないですが)。

 

マクロ域については、FE 70-200mm F2.8 GM OSS がわりと寄れるため、よほど狙って撮る時以外は、このレンズで事足りています。

 

また、F値を稼いで、背景ぼかしのカット用に、小型のプライムレンズを忍ばせてあります。

 

SONY Eマウントの場合、このLoxia 50mm と Batis 85mm のセットが非常に気に入っています。

 

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Loxia 50mm はダイレクト型のマニュアルアイリス環がついており、アイリスフォローを行うような時に威力を発揮してくれますし、Batis 85mm は F1.8 ということで適度にいい感じのなめらかなボケ感と、ピント面のシャープさがあいまって非常に立体感のある絵が得られます。

 

とりあえず、この5本のレンズがあれば、たいていのシーンは全て撮れると言ってもいいかと思いつつ、これだけでは「面白くない」ので、毎回のワークにあわせて、プライムレンズを他に入れ替えたり、時間に余裕のある時はズームを使わず全て単焦点で、とか、シネマレンズを使って、という時もあります。

 

それでは後日に、それぞれのレンズの紹介を行っていければと思います。

 

2018/3/25 追記

α7RⅢをベースに書いてますが、この内容、3/20に発売されたベーシックモデルの α7Ⅲ でも参考になるかと思います。

 

 

カールツァイス ZEISS Batis 1.8/85 E-mount

カールツァイス ZEISS Batis 1.8/85 E-mount