SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.8 〜ワンマンでの音声収録 XLRアダプター XLR-K2M を使おう〜
皆さま、こんにちは。Santosです。
しばらくレンズ系が続いてましたので、お題をかえまして。
DSLR系で動画撮影する時、一つの関門とも言えるのが「音声収録」周りです。音周りについてはやはり、放送業界のノウハウに敬意を評したいところであります。
放送業界で世界的な座を取っているSONY。そのSONYが作ってるαシリーズ、ということで、このあたりにα7シリーズを動画に積極的に使わせてやろう、というメーカーサイドの努力が垣間見れます。
α7RⅢでは、純正オプションとして、MIシューにダイレクトに装着するタイプのXLR アダプター XLR-K2M と、MIシューからオフセットして装着するタイプのXLR アダプター XLR-K1M の2種がリリースされています。
これは業務用ビデオと同様に3ピンのXLR端子で2chのアナログ音声入力ができるようにするためのものです。よって、放送用マイクをそのまま使用することが出来ますし、ポータブルミキサーなどを使ってそのアウトをXLRケーブルでダイレクトにα7RⅢへと入力してしまうこともできます。
自分の場合、これまでの傾向として、年間で40回程度の現場でインタビューを行う訳ですが、α7RⅢでインタビューを行う時の構成は、XLR アダプターを介して、ゼンハイザーのMKH-8060 モノラルガンマイク、そして同じくゼンハイザーのAVX ワイヤレスマイク、の構成で行なっています。
CH1側にAVXのレシーバーをXLRにダイレクトに差し込んでしまいます (CH2側に刺すと、ガンマイクを装着することが物理干渉でできない)。
この構成ですと取り回しが良く、ワンマン時の運用がかなり快適になりました。このワイヤレスマイクはもう手放せません!!
そして、ゼンハイザーの定番ガンマイクといえば、MKH-416 ですが、こちらですと長さが250mmと長く、ワイドレンズにすると見切れてくるため、そのショートバージョンにあたる MKH-8060 を使用しています。こちらですと、長さが 178mm ということで、見切れてくることもほとんどありません。
α7RⅢには、ボディ側にミニステレオヘッドフォン端子があるので、とくに何も加工せずとも、そのままモニターもできます。
マイクのブランドはさておき、こうした放送用マイクを使うことで、音のクオリティーは格段にあがり、放送用途での収録にもそのまま使えてしまうというメリットがあります。ぜひご自身のお気に入りのマイクを使って、シアワセなα動画ライフを楽しんでみてくださいませ。
α7RⅢで動画仕事するなら、このXLRアダプターはなくてはならない、といっても過言ではないでしょう。
2018/3/25 追記
α7RⅢをベースに書いてますが、この内容、3/20に発売されたベーシックモデルの α7Ⅲ でも参考になるかと思います。