SONY α7RⅢ で動画+写真 の仕事をこなすコツ vol.5 〜ZEISS Loxia プライムレンズの鮮烈〜
皆さま、こんにちは。Santos です。
今回はα7RⅢでの基本レンズセットに加えている Zeiss のフルサイズEマウントなプライムレンズ Loxia についてご紹介します。
ZEISS Loxia シリーズは、SONY フルサイズEマウントのフルマニュアルな小さな単焦点レンズシリーズ。
特徴としては、完全にマニュアルな絞りリングがあり、デクリック機構により、スムーズなアイリス操作が出来ること。これの使用感は通常であればPLマウントなどのシネマレンズでなければ出来ないワークで、それが出来るというのはなんとも貴重でHOTな存在なのであります。
この部分をマイナスドライバーで回すことで、アイリス操作のクリックのON-OFF ができます。
SONY 純正の単焦点レンズでも絞りリングを持ったモデルがありますが、そちらは電子制御なのに対して、Loxia の絞りリングは完全に物理的なマニュアル機構です。
ラインナップとしては、現在 21mm F2.8, 35mm F2, 50mm F2, 85mm F2.4 の4本がリリースされてますが、どうも2018年にさらに25mmが加わって5本になるような噂もあります。
前玉フィルター径は52mm。Loxia ラインナップは全てこの52mmで統一されているので、フィルターが共用できる、というメリットがあります。
個人的には、フォーカスリングを回す時に回し辛いというのもあって、アフターパーツにて、リングギアを巻いて指の引っ掛かりを作ってあります。
このリングギアは USA Zacuto の製品。ギアストラップを切ってジャストサイズにして装着するタイプのギアリングです。
アイリス側にもつけようかな、とも考え中。
単焦点としては50mm でF2ですので、すごく明るいという事ではないですが、ボケ感的にも必要十分な場合も多く、自分にとっては持っておいて損はないマストアイテム。描写はZEISSらしいこってりとした色乗りでヌケの良さ。シリーズでおおむね色味も統一されているように感じます。
フォーカス環のなめらかな動きには品があり、指先から伝わってくるカチッとした精度感は、小さくも塊感のある筐体とあいまって何とも心地よいものです。こうした指に触れるタッチの質感の良さは、そのままダイレクトに作品作りへのマインドを刺激してくれます。こればっかしは実際に実物を手にとって試してみてください。
「Loxia というレンズを使える」という意味でも、α - Eマウントを使う意義があると感じます。
ちょっと褒めすぎですかね、、、
ということで、次回はZEISSシリーズということで、Batis をご紹介します。