santosのカメラ・機材日記

santos のカメラ日記です。不定期更新ですが、マイペースで書いてます。

LUMIX S1Hの6K収録と編集がなかなか楽しい

こんにちは。Santosです。

 

先日の休日にPanasonic のS1Hにて6Kでの初めてのテストシュートをしてみた訳ですが、これを編集してみたので、軽く記録に残しておきます。

 

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S1Hの6K-24Pの内部SDでの収録を行なってみました。

 

S1Hでの内部収録での6Kは3:2 画角となり、5952 x 3968 pix で24FPS(DF) で記録されます。

 

コーデックは H.265 HEVC 4:2:0 10bit LongGOP ということでなかなか圧縮の強いコーデック。200Mbps ということでビットレート自体はそれほど重くはないものの、編集時にはそれなりに負荷がかかるんだろうなと予測。

 

今回はV-logとCine-D2,V2 をそれぞれ試したりしてみました。

 

「6K素材をどう活かすか」と考えると、4K完パケの時に編集自由度が高まることと個人的には考えました。よって、4K編集をする前提で撮影をしてみました。

 

4Kという解像度について、S1Hでの6K収録は24Pのドロップフレームしか選べないので、完パケはDCI 4K としました。4096x 2160 pix なので、両サイドにおおむね900pix強のトリミング余裕ができる計算なので、撮影時にそれを考えながらフレーミングして撮っていきます。

 

ただ、今後に期待ですが、EVFやモニターにトリミング枠としてガイドとなるブライトフレームが出せたら良いのにな、と個人的には感じました。撮影時のファームでは16:9のガイドを出すことはできるんですがね、、、ここ、何とかしてよ、とメーカーさんに伝えたいなと思いました。

 

編集機としてはMacBookPro 15inch (2018) 2.9G i9 , 32GB , Radeon Pro 560X 4GB なノートマシンに、Blackmagicdesign のDaVinci Resolve 16 (beta) を最近は使ってます。素材をMacBookPro の内蔵ストレージにオフロードしてカット編集してみました。

 

編集としては、V-logフッテージにはログカーブを当て、6Kからのトリミングをインスペクターでさわりカラーを少しさわる、所々にトランジションをいれる、という一般的なもの。

 

普通のマシンスペックですが、再生はそのままひっかかることもなく再生。

 

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再生中にアクティビティモニター見てみると、GPUが50%程度負荷がかかっており、logカーブをあててるカットとトランジションのところでほぼフルで回る、という雰囲気でした。よって、普通にカット編集してつないでいく、そんなに重くない程度のカラーグレーディングを施す、ぐらいであれば、MacBookPro15 でもそのままできそうだな、という感触。「6K素材を扱ってるんだぞ、重いはずだぞ」という先入観がありましたが、意外にもサラッと使えてしまいました。

 

ということで、また続きは次回に。

 

S1H で6Kモードを試してみるの巻き

こんにちは。Santosです。

今日は金曜ですが、振替で休暇にしてます。

 

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ということで、今日はまだ一度も行ってないS1Hでの6Kモード撮影をプラプラとスナップシュートしながら試してみることにしました。

 

まずはじめに、とりあえず軽く軽快にいくぞ!と思い、Leica TL 18mm パンケーキレンズを装着。APS-Cレンズなのですが、4K収録時はS1でもそうですがSuper35にクロップされてしまうので、これでいけるだろうと何にも考えずに家を出ました。

 

が、、、S1Hでの6Kモードでは「フルサイズのみに限定」なんですね〜〜、、、


4K収録時はSuper35にクロップされるが、6K時はフルサイズのみでの収録。そりゃそうだよな、6Kって24Mpixあるんだもんね、、、フルサイズ24Mなセンサーだから当然ですわね、、

 

ということで、一度戻りまして、S1Hの玉をSIGMA 14-24mm に着替えて、梅田の街をぶらぶら。

 

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6KといえばBMD-PCC 6K とも比較してみようと思うわけですが、素材の質はBRAWにはきっとかなわないのは分かりつつ、S1Hの強力な手ぶれ補正と高解像EVFなど手軽さはS1Hに軍配。これも使い分けで良いかなと思うが、それにしてもこの手軽さで6Kまで回ってしまうのは驚異的だな、と使ってみて初めて思うところ。ましてや、14-24mmというレンジであれば、手持ちでもピタッと止まったFIXが撮れてしまう。

 


まだ後で編集で見てみないと何ともだが、撮れている内部RECの6K素材の質も決してお粗末なものでもなく、420-10bit-LGOP 200Mbps でもいい線行ってるよな、と本体で見るだけでも感じる。

 


夕暮れの日が差し込む黄昏感のある、ハイコントラストなカットを撮ってみても、センサー感度が良いからだろうか、比較的にハイもよく写ってるなあ、とかんじる。

 


そして6K時に「建物内だが絞りを絞って深度深めにしてワイドで押さえたいな」というシーンで、ここではグッとISOをあげて高感度モードにして、絞りこんで撮ることができたのもなかなか良い。Dual native ISO なかなか効いてます。

 


6Kなんてのはわたし個人としては過去で言えばREDとBMD-PCC6K でしか撮った経験がない不束者なわけだが、S1Hのこの感覚で撮れることがわかったので、これは使わない手はないな、と感じたのでした。

 

 

 

Santosの無謀な起業歴について語ってみた

皆さま、こんにちは。Santosです。

 

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今回はたまには自分の事について書いてみようかと思います。

 

Santosは25歳の時に、いわゆるベンチャーとして独立起業して今の会社を作りました。それまでの経歴というのは、大学の工学部を卒業して、システムエンジニアとして3年間の社会人経験があるだけの、はっきり言って何の価値もない、ただの技術系リーマンでした。

 

そこから「無謀にも」いきなり、顧客ゼロ、信用ゼロ、横つながりゼロ、金少々ぐらい(実質に金ナシw) な状態で、起業してしまった、というやつです。アホでしょ〜〜www

 

はっきり言って無謀そのもの。いま思い返せば、アホすぎて恥ずかしい限りですわ、まったくね。

 

そこから5年ぐらいは地べたを這うようなゴミみたいなもんでしてw  言われたら何でも引き受ける姿勢でどうにか食いつなぐ的な雰囲気でなんとか会社を持たせてました。まあ、色んなことやりましたね〜〜ww

 

ある意味、その間に色々と鍛えられましてw 、33歳のころに映像制作の仕事をいわゆる「代理店」の立場で受けたのが映像とのかかわりの始まりでした。

 

いま43歳なので、あれから10年が経つわけですが、映像についてもはっきり言って無知なところからスタートしまして、完全独学でいままでやってきました。

 

無知、経験なし、ルートなし、横つながりナシ、というのに「慣れてる」というのもあり、この状況からの映像業界参入で、今に至りますw

 

映像制作の面白いところは、自分の好きなカメラの経験値を深めて行けること、ロケで各地に行けること、お客様と作り上げていく楽しさ、というのがあったりしまして、それもあって今まで続いてるのだと思います。

 

そして、最近思うのは、自分自身は一応経営者としてやってますけども、ほぼフリーランスの技術屋だな、と思うこと。はっきりいって、経営者には向きませんw チーム戦も向きませんw

 

いま時代はその方向に向かっていて、さらに映像業界というのはあまり組織というものが当てはまらないよな、と思ったりします。

 

おかげさまで、なんとか会社自体も18期目(実質的には17期)となりまして、わりと好きなようにやっていってるという雰囲気です。

 

こんな人になってはいけませんよ、という自戒をこめて。

 

また機会あれば、語りたいと思います。

 

Santos が Panasonic LUMIX S1 S1R S1H のユーザーになった理由 vol.1

こんにちは。Santos です。

 

一年以上あいてしまいました。スミマセン。

昨年の島根ロケスタート後あたりから、忙しさに拍車がかかりまして、情報発信みたいなのをたいしてしてませんでした。

→まあ、それほど見られてるblogてもないですけどねw

 

時々になるとは思いますが、マイペースで、たまーにアップしていこうかと思います。

 

さて、あれから一年あまり、2019年夏頃から、ワタクシの撮影環境に変化が。

 

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まさかのまさか、LUMIX ユーザーになってしまいました。正確には、これまでのSONYユーザーなのは変わりはないのですが、そこにLUMIX S1とS1RとS1H が追加された、ということであります。

 

その発端は、昨年に発表された、LeicaPanasonicSIGMA の「L mount アライアンス」。こいつにしてやられた訳です。

 

元々、Leica SL を使っていた事もあり、Lマウントレンズが既に何本か持っていた、というところから、今年の6月ごろに LUMIX S1 をゲット。

個人的な推測ではありますが、ほぼ中身はLeica SL で、EVF がより高解像度になり、ボディー手ぶれ補正が入ったことが大きな要因でしたが、そうなるとガチでムービーも撮れるということから、S1 をムービー機として使うようになった訳です、はい。

 

使ってみますと、これが、良いんですよ、S1 。非常にいい。個人的には「LUMIX」については、あまり興味なしだったワタクシ。少し食わず嫌いな面もあったかもです、、が、使ってみると、、良いんですよね〜〜

 

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そこから、数日前には、シネマカメラ要素を色濃くした S1H も追加導入となりまして、先日のロケに本番投入も。

 

動画撮影の仕事の上で、S1、S1H はお気に入りになってしまいました。

 

という事で、次回はより具体的に語っていこうかと思います。

 

それではでは。

 

 

 

 

やはり面白い!!DJI RONIS-S !!

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

ロサンゼルスから、CineGearExpo 2018で気になった機材たちを速報的にお知らせします。

 

今回のCineGearで目を引いてたのは、やはりこの子。DJI のRONIN-S であります。

 

 お写真みたら、わかる通り、REDがのっちゃってますやーん!!

 

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片手持ちスタイルのはずやのに、両手ハンドグリップなんてのも出てくるんですかね〜www

 

かなりジンバルモーターのトルクは強いようですね〜〜。

 

今回のCineGearでは、ジンバルの本家と信じているFreefly の出展が見つけられず、どうもそもそも出展してなかった!!というのが分かりまして、、、かなり凹んでいます。。。

 

電動ジンバルのトレンドはもはやDJI に流れてるんだな、、ということもよく分かりました。。それでもMoVI というジンバルは個人的にはやはり好きで、いしばらくは使っていくとはおもいますが、、そのうちメンテとか補修パーツとか手に入らなくなるときがいずれきそうな予感がしてなりません。。

 

ということで、DJI RONIN-S はトレンドでもあるので導入自体は確定。10万程度の機材ですし、お手軽ですし。

 

ということで、そろそろ搭乗時刻が近づいてきましたので、また続きは帰国後に。

 

ロサンゼルス空港からお送りしました〜〜。

CineGearExpo 2018 at Paramount Studios に来てます

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皆さま、こんにちは。Santos です。

 

ここのところ仕事がかなり詰まってまして、、blog更新滞っておりましたが、、、

 

さて!この週末はそんな中でも弾丸日程で、ロサンゼルスにきてます。

 

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毎年開催される映画撮影機材展のCineGearExpoを1日だけですが、なんとか見ることができました。

 

CineGearExpo は7年前に初めて来たわけですが、やはり多くの刺激を得られる機会なのであります。

 

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ハリウッド映画の現場も時代の波におされて変化して来ているよな、というのを肌感覚で感じ取れます。

 

 今年は何といってもシネマレンズ周りが大きく変化。トレンドはSuper35からフルフレームへと移行してきました。デジタルシネマカメラも本格的なフルフレームオーバー時代に。

 

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ZEISS社がリリースした新シネマレンズブランドのSupreme Prime のインパクトが大きく影響を及ぼしてきそうです。ハリウッド映画基準で見て、多くの方々に好評となっていました。

 

日本でもすでに受注受付がされており、5本セットでおおむね1000万円ということで、個人購入されるカメラマンも出てきそうなプライスゾーン。

 

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もうそろそろ空港へ移動しまして、帰国の途につかねば、ということで、Uber で手配した車の中で記事を書いていたのでした。

 

それでは、また日本で〜〜。

 

DJI Mavic Air を必要にかられて導入しました。お手軽ドローン生活開始。

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皆さま、こんにちは。Santosです。

 

今年度の仕事はなぜかどれもこれも「ドローン空撮」がどうしてもひつよう、という案件ばかり。そして、どれも単純なカットでもあること、日数が多いことから、重い腰をあげて、今更ながら、ドローンを導入することに。

 

ということで、DJI Mavic Air を購入してきました。

 

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DJI ドローンは、法整備がされる前、Phantom初代、Phantom2 までは実際に使っていたわけですが、その時の不安定さや、その当時は映像伝送に四苦八苦してた頃のため、自分たちで行うのはナンセンスだな、ということでやらなくなったのですけども。

 

しかし、時代の流れははやいもので、Mavic Pro が出たあたりから一気に様子が変わってきました。ホバリングの安定性は抜群だし、映像伝送系も標準装備だし、障害物センサーなるものまで搭載してるし、、昔の苦労はなんだったのかと思わされます。

 

そこにきて、この、Mavic Air 、周りでの導入率が高くてビックリ。みんな、言わないだけで持ってるんじゃないっすか!!しかも、ヨドバシカメラで普通に売ってるじゃないですか!!

 

すごい時代になったものですわ、まったくー。ワタクシのようなオッさんは、時代の流れの先端についていくのが精一杯やなー、とか感じつつ、もうね、買ってきましたよ、ヨドバシで!!

 

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買ってきた当日の夜、そして翌日1日で、保険関係、国土交通省への年間包括許可申請やら必要な手続きを猛スピードでやりまして、現在承認待ち。

 

ということで、自分のスタジオ内でとりあえずファーストフライトを。

 

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横 5.5m、奥行き7m、高さ3.5m の限られた空間でのテスト飛行。狭いのでやや緊張しつつ飛ばしてみると、、、なんということでしょ〜〜!!無風とはいえ、GPSもないジャイロだけの状態で、ビシッ!と安定してるじゃないですかーー!!ビックリ!!

 

拍子抜けするぐらいコントローラブル!!

 

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こんなに安定してるんだってらもっと早くに買っておけばよかった!!と、おもうばかり。

 

そして、映像的にも4K30P - 100Mbpsということで及第点。いずれアップグレードしてより高品質なカメラを積んだ機体にしていけば良いですかね。

 

ということで、承認おりましたら、フィールドへ出て空撮やってみます。ちゃんと法令遵守でやりますよ。

 

ではまた〜〜。